今、気になっていることは「緊急です!!イタリアの電車について質問があります。2010年7月にイタ」ですがこんなニュースがあります。

3年前にNOVAが転び、今年はジオスが座礁した。
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英会話学校大手のジオスが東京地裁に破産手続きを申し立て、NOVAの事業を継承したジー・コミュニケーションがジオスの事業も引き継ぐことになった。
語学学校はどこも不振と言われるが、その主因は受講者数の激減である。
『サービス産業業種別実態調査』(中小企業基盤整備機構/2009年)によると、事業所数は大きな変化がないものの、受講者数はピークの956万人(2006年)から451万人(2008年)と、わずか3年で半減である。
●語学学校が流行らない5つの仮説
急に英語が上達したから、みんな通わなくなったのだろうか? いやいや、語学はステップ訓練、体験的にもそれはない。
うふふ流に"語学学校がはやらない5つの仮説"を考えてみた。
(1)フトコロが寒い
不況続きで教室や習いごとを節約する人が増えた。
個人のフトコロだけでなく、福利厚生費という会社のフトコロも縮小、法人需要減もキツい。
"企業は人なり"の言葉がホントなら、不況脱出のため、今こそが投資時期だというのに。
(2)時間の余裕がない
企業の第一線で働く20?30代の人々は、過酷なまでに働いている。
リストラの余波で、仕事量がドンと増えた。
「帰れない」「休めない」「遊べない」、だから学べない。
(3)差別化の果てに
マラソンにアドベンチャー、マンツーマンや少人数、お茶の間や聴き流すだけ、美人やイケメン講師、カフェでレッスン......。
たかが英語、されど英語。
学習方法が多様化しすぎて、どれが一番効くのか迷ってしまう。
差別化の果てに、差別化がなくなった。
(4)うさぎの影響
NOVAの破たんで、受講者が学校事業に不信感を抱いた。
影響は甚大だったにせよ、同社の経営破たんは、受講生数がピークを打ち、減少トレンドに入った後である。
ダウントレンドに拍車をかけたが、それだけではないようだ。
(5)日本人が海外を目指さなくなった
「なりたい自分になる」という思いと英語とが結びつかなくなった。
海外に出なくても、豊かな国ニッポンで十分。
そんな"心理的ガラパゴス"がまん延していないか。
覚えているだろうか。
昔の英語学校のCMで、太平洋に向かって手を広げて「やるぞ?」と吠えるシーン。
今は「そんなの恥ずかしいや」となってしまう。
「今さら英語なんて」という思いが広がっているのだ。
告白すると、私はどちらかと言えばその"恥ずかしいクチ"だったりする。
●Why Englsh?
私の英語体験は祖父とのマンツーマン・レッスンから始まった。
小学校4年生のころだろうか、ある晴れた日曜日、自宅の2階で祖父と向き合い、日だまりの中で英語の本を開いた。
「Repeat after me、読んでごらん」と始まったレッスン。
単語を1つ2つ覚えただけだったが、「もう中学生」の気分で自分が何やら誇らしかった。
お陰で英語嫌いにならなかったが、語学の才能もないのに感化されすぎた。
南の国にワーキングホリデーという名の"語学放浪"をし、社会人も落ちこぼれから始まった。
英語と無縁に過ごした数年後のある日、「海外駐在したい!」というヨコシマな思いで一念発起。
TOEICでは試験テクを究めて、930点という後光の差すようなスコアをゲット。
この連載では、数多の英文を誤読しながら海外商材を紹介し、背中を汗でびっしょりにしながら英語インタビューをお届けしている。
「なぜ海外なのか?」「なぜ英語なのか?」。
若いころはこう思っていた、「日本は何て退屈な国なんだろう?」。
今はちょっと違う、「日本"だけ"では、退屈だから」。
発想も同質なら感情も同質、行動も同質な極東日本国。
新奇な記事ネタも少ない。
しかし、Twitterで英語タイムラインをフォローすれば、個性的な変態(笑)が海外にはゴロゴロ。
同質社会から一気に抜け出せる。
海に向かって「やるぞ?!」と吠えるほうが退屈しない。
思えば祖父の時代から、いやもっと前から、日本人はみんな吠えてきたのだ。
●英語で吠えてきた日本人たち
祖父は英語が堪能だった。
輸入商として英語をビジネスで生かした後、1950年代から1960年代にかけて、欧米やオーストラリアへ能楽師として海外公演で渡航。
能楽師一団の通訳も務めたから、伝統芸能や日本文化を伝える伝道者でもあった。
祖父と同世代に、吉田茂首相の懐刀として、英語を駆使して米国高官と渡り合った白洲次郎氏がいる。
祖父は白洲氏のようにかっこよくはなかったが、英語ができる日本人の1人として「海外に向かってやるべきことをやった人」だと思う。
幕末には吠えた人がたくさんいた。
4月25日放映のNHK大河ドラマ『龍馬伝』では、ジョン万次郎と坂本龍馬が語るシーンがあった。
坂本龍馬 なぜ日本に帰ってきたとですか?
ジョン万次郎 わしは日本人じゃ。
漁船が難破・漂流し、漂着した島から米国本土に渡り、勉強し働いた幕末の志士、ジョン万次郎。
望郷の念だけではなく、米国という大国から学ぶべきことを「日本に学ばせる」ために帰国したのであろう。
こういう人々がいたからこそ、私たちは今、ガラパゴスでも幸せな"黄金の国ジパング"にいるのだ。
そこを忘れてはいけない。
今、「日本の経済も技術もスゲー」という一時代はすでに終わった。
低成長時代に入り、海外を学び直す時期にある。
人とモノと文化の輸出入に活路を見いだす時期にある。
閉じこもることは、100年後の国の衰退につながるのである。
外に向かって、内に向かって吠える時なのだ。
●ジパング語でいいじゃないか
まずは英語。
ネットのメイン言語は英語だし、Singlish(シンガポール英語)もSpanglish(スペイン英語)もInglish(インド英語)もKorianglish(韓国英語)も、みんな英語。
22世紀に中国語が普遍言語になるまで、あと数十年は英語なのだ。
されど、英語とは挫折であり、怠惰であり、恥かきである。
だが、Zipanglish(ジパングリッシュ)でもいいじゃないか(と自分をなぐさめる)。
英語学習を持続させるコツは"学ぶモチベーション"。
ヨコシマだろうがタテシマだろうが、動機を持とう。
語学学校の不振は、英語テクやメソッドに寄り過ぎて、モチベーションの喚起を忘れたところにある。
知りたい、行きたい、なりたい。
どんなビジネスもどんな教育も、そこから始まるのだ。
【郷好文】
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最終更新:5月13日10時15分
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